冒険者シグノの活動報告書

ガジェオタ大学生のブログ

【HP ENVY x360 13-bf】HPの使い勝手重視パソコンレビュー

 皆さんこんにちは、夏休みにどこかに出かけようと思いつつも行き先が思いつかずにバイト漬けで終わりそうな気がしてならないシグノです。今回は私メインノートとして購入した「HP ENVY x360 13-bf」の3ヶ月経過時レビューをしていきたいと思います。

1. 購入のいきさつ:前パソコンが壊れた

以前使っていたパソコン

 ということでまずは今回のパソコンを購入した経緯について述べていきます。私がメインノートとして前回レビューした「ASUS ROG Zephyrus G14 GA401IV」を購入し、ガッツリ使っていたところでパソコンのUEFIが急に起動しなくなってしまいました。そのパソコンは中古で購入しており、保証期間内だったのですぐに送り返して返金してもらい、夏休みの期間中に新しいパソコンを探すことになりました。予算は12万円、この値段なら意外と選択肢はあります。

 新しいパソコンを手に入れるにあたって、様々な家電量販店に行ってどのようなパソコンがあるのかを調べました。条件としては、重要度順に

  • 12万円以内である
  • メモリ16GB以上、ストレージ512GB以上である
  • 持ち運べる(1.5kg以内)重量である
  • Thunderbolt端子があり、第12世代intelを搭載している
  • タッチペンに対応している

がありました。(なお、Thunderbolt端子はただの憧れです。おそらく次に買うときはDP AltモードとUSB PD対応ならなんでもよくなっています。)これをすべて満たすパソコンが今回購入した「HP ENVY x360 13-bf パフォーマンスモデル」でした。CPUが少々性能が低いような気がしましたが、これ以外にすべての条件を満たすパソコンが無かったのでじゃんぱらで未使用品を8.5万円で購入しました。

2. スペック:性能の代わりに付加価値マシマシBuy Intel Core I5-11600K Processor At Best Price In India - KARTMY

 HP ENVY x360 13-bfのスペックは以下のようになります。

  • CPU:intel i5-1230U(10コア12スレッド)
  • メモリ:16GB(DDR4X-4266、デュアルチャネル)
  • SSD:512GB(NVMe PCIe x4 Gen4)→Monster Storage製2TBに換装済み
  • ディスプレイ:13.3インチタッチ対応有機EL(2880×1800)
  • 端子:ThunderBolt4×2、USB3.2 Gen2×2(USB-A)、MicroSDXCカードスロット(UHS-I)、ヘッドセット端子
  • 重量:1.33kg

これだけだと定価17万円にしては性能が低いように感じますが、このパソコンにはある特徴があります。それは、「タッチパネル・タッチペン(Microsoft Pen Protocol)対応」。このパソコンは反対側に折りたたむことによってタブレットの用に使うことができ、パソコンとタブレットを一体化することが出来ました(板書用にペン対応のChromebookを使っていた)。それにより1kgほど荷物が軽くなり、比較的通学も楽になりました。ただ、このパソコンの性能は控えめになっています。ですが、それはパッテリー持ちとトレードオフの関係だと思ったのでこのパソコンを選びました。性能のコスパを求めるなら、ゲーミングパソコンにも搭載されるCPU、i5-13500Hを搭載した「ideaPad Slim 5i Gen8」の有機ELモデルが10万円で購入できるのでお勧めです。ただ、タッチパネルはないのでそれを求めるならこのパソコン一択だと思います。

3. 外観:スタイリッシュな高級パソコン

 外観についてですが、これは私の感覚としては非常にかっこいいと思います。全体がアルミボディで作られていることによる金属らしい手触り、ぎっちりと収まりつつもキー配置に違和感の少ないキーボード、全体が角ばったスマートなデザインなど、褒めるところはいくらでも思いつきます。正直私は先程述べた付加価値とデザインでこちらのパソコンを選びました。

4. パフォーマンス:便利だけど性能はそれなり

 ベンチマークは以下のようになります。数値的にはi5-10400F弱くらいの性能ですが、体感だともう少し遅い気がします。起動直後だとエクスプローラは明らかに待たされる感じがありますし、メモリも私の用途だと少し不足気味です。私が次にメインノートを購入するときには、メモリを32GBのやつにしようと思います。ただ、その条件を加えると価格が…。これは仕事の業種次第ですね。私がこのパソコンで最も凄いと感じたのはバッテリーの持ちです。日中に一度も充電しなくても電池が持ちます。私は普段タブレットにノートを書いているのですが、今回パソコンを買い替えたのでノートもパソコンで行うことにしました。これで荷物が軽くなりました。日中はずっとノートを取るために起動させていますが、それでも家に帰ってから残量を見ると25%ほど残っています。10時間近くパソコンを付けていても稼働し続けるバッテリー持ちはとても凄いです。以前のパソコンでは4時間と持たなかったので。

5. ベンチマーク:i5-1230Uにしては高性能

 ベンチマークとサイトに登録されている値の比較は次のようになります。見た感じだと、ネットの値よりも少し良いように見えます。このCPUが搭載されているノートパソコンはこれとDELL XPSがありますが、おそらくHPのほうが性能が出やすいのだと思います。

PassmarkサイトのCPUスコア(下は実測値、13080)

6. まとめ:ちょうどいい2in1ノート

 ということで今回はHPの2in1モバイルノート「HP ENVY x360 13-bf」のレビューをしてきました。ゲームには少し厳しいところがありますが、基本的なことならなんでもそつなくこなす、「とりあえず最初の一台を」にぴったりのノートパソコンだと思います。私は、初心者が持つ最初のパソコンはなるべくカッコいいと感じるもののほうがいいと思っています。道具は気に入るから使いたくなるのです。その持論に合った最適解(USB-Aの癖はあるが…)、それがこのパソコン。最新世代ではなくなりましたが、中古でもねらい目のパソコンなのでパソコンを購入される際は私の意見も参考にしていただけると幸いです。

 それでは、また次回のレビューで会いましょう。

 

7. 【追記】5か月使用後のレビュー

 この記事が最初に書かれてから投稿されるまでに時間が空いてしまったので、追記として現在の使用状況などについて話させていただきます。

 私は大学生なのでこのパソコンを授業の板書取りや趣味などに使っています。性能としてはまあ、「できない作業はない」と言えるくらいの速さになっています。家では4Kモニターを使っており、特に動作が重くなることもなく快適に使えています。ですが、VOICEVOXを使用した動画を作っていると、音声ファイルの生成時に5秒くらいかかるのでそこは少し不満です。それを除けば、画質もきれいだし音質もそれなりにいいし、キーボードも違和感なく使えるしタッチパッドも快適なので特に不満なところはありません。ヒンジが壊れるらしいのでそこは要観察ですね。