はじめに
皆さんはじめまして、シグノです。
今回からこちらのブログで自分のお気に入りのデジタル製品などを紹介させていただきます。この分野に興味のある皆様方、どうか宜しくお願いします。
さて、今回は
『有線の音をもう少し良くしたい』
『USB DACを使ってみたい』
『スマホやPCに直差しすると音が小さい』
という人におすすめの初心者用USB DAC『SoundBLASTER PLAY! 3』のレビューをしていきます。
商品説明
優れたコストパフォーマンスはそのままに、WindowsパソコンやMacと接続した際、最大24bit/96kHzハイレゾ再生に対応。また、ヘッドセット端子は32Ωから最大300Ωまでの高インピーダンスヘッドホンも駆動可能、ヘッドホン/マイク接続、4極タイプ接続に両対応でPC用ヘッドセットや4極タイプヘッドセットが変換ケーブル不要で利用可能。軽量&コンパクトなUSBオーディオです。
CREATIVEのエントリークラスUSB DACであるこの商品、特徴的なのはその値段です。約2000円という価格は、USB DACの中でも特に安価なものとなっており、気軽にUSB DACを試してみたい人にはピッタリの商品となっています。しかしながら、ハイレゾ再生(96kHz/24bit)、高インピーダンス対応(32Ω~300Ω)などの基本的機能は搭載しており、高いコストパフォーマンスを誇っています。
ただ、この製品には音量の調整やマイク入力の入切の切り替えの機能は搭載されておらず、その部分については自力で対処する必要があります。
外観・機能
外箱はシンプルなデザインで金色のシールや印刷(販売実績21年連続1位)が目立ちます。内容物は、
- Sound Blaster Play! 3
- クイックスタートガイド
- ハードウェア保証書
- 乾燥剤
の通りとなっています。
※説明書は日本語でも書かれていますが、一部英語のみの記載もございますので、ご注意ください。
外装は光沢のある黒色プラスチックとなっており、指紋や傷がつきやすくなっています。神経質な方はつや消し加工がされている新作『SoundBLASTER PLAY! 4』のほうが良いかもしれません。
パソコン、スマホどちらにも接続すればすぐに使用できますが、パソコンの場合、同社の『Sound Blaster PLAY! 3 コントロールパネル ソフトウェア』を用いることで、高インピーダンスヘッドホンに対応させたり、イコライザーや音響効果を利用することができます。
音質
先ほどにも述べたように、SoundBLASTER PLAY! 3には専用のソフトがダウンロードでき、これによって音色を自由に変えることができます。例えば、YouTubeのトーク系動画用に声を聞こえやすくしたり、音楽をより臨場感のあるようにしたりなど、用途に応じてプリセットを作ることができます。ただ、今回説明する音質は、これらの効果をすべて切った状態のものとなります。その点はご了承ください。
端的に言いますと、『多少低域が強めのバランス系』な音質です(iPhoneやAQUOS R2との比較ですが)。ハイレゾ特有の音のきめ細やかさや深さはしっかり表現されており、音質向上の効果は十分にあります。ただ、元の機器が高音質だと変化がわかりにくいかもしれません。
私は高級なDACを使ったことがないのでわかりませんが、この値段でこの音質なら、現在の音質に不満がある人、ハイレゾ音源を聞きたいけど環境をそろえるのにあまりお金をかけたくない人にとっては良い商品かと思われます。
私の視聴環境は、
となっていますので、今回はこれらを用いて音質にどれくらい違いがあるか、USB DACの機種ごとの使用方法について説明します。
1.hp 210 G1
こちらのパソコンはとにかく3.5mmミニプラグ端子の音質が悪く、低音も高音もどこか欠けたような物足りない音で、以前はこれで音楽を聴こうとはしていませんでした。
ただ、DACを導入してみたところ、音質は明らかによくなりました。現在ではこのパソコンで音楽を聴くときにはDACを必ず使うようにしています。
2.ThinkPad T530
こちらは内臓の3.5mmミニプラグ端子にイヤホン(愛用中のkz ZAX)を挿すと、大きなノイズが発生して、音楽にノイズが常にミックスされていました。音質についてはそれなり(先ほどのパソコンよりはマシ、それなりに聴ける)でした。
DAC導入後はノイズが減り、音質はもちろん良くなりました。ノイズ低減に関しては個人差があると思いますが、僕は『多少あるが、十分許容範囲』だと思っています。
3.SHARP AQUOS R2
Android端末でUSB DACを利用するためには、対応しているアプリを使用する必要があり、アプリごとに若干の音質の差があるようですが、今回のレビューでは『poweramp』で視聴しました。
こちらのスマホはハイレゾ対応を謳っており、直差しだとクリアな音質でイヤホンのドンシャリ傾向がより強まるように感じました。両方聴き比べた結果、ハイレゾ対応スマホはDACを使わなくても音質に問題はないと思いました。
4.Apple iPhone SE(第一世代)
このDACはUSB端子なので、iPhoneには使用できませんが、同じ音源を聞いたときの音質の差について話します。
聴き比べると、iPhone SEはDACに比べて音が少し物足りないように感じましたが、外で聞く場合なら気にならないレベルです。
ただ、家の中でイヤホンをじっくり聴きたいときにはDACの方を使いたいと感じました。
まとめ
今回はエントリークラスのUSB DAC、『SoundBLASTER PLAY! 3』のレビューを行いました。初めてのDACとしてコストパフォーマンスの高い製品だと思いました。購入から約1ヶ月経過していますが、最近はhp 210 g1をオーディオ再生用に再セットアップして、このDACを使ってSpotifyを聞いています。
なお、新作の『SoundBLASTER PLAY! 4』については、値段が1000円程度上がるので、今回はスルーしました。もし安くなってきたらそちらのレビューもしてみたいです。(あまり仕様が変わっていないように見えるけど)
なお、同世代のワンランク上のDAC、『Sound BlasterX G1』もございます。こちらはゲーミング向けの設定が充実しているようなので、こちらもチェックしてみてください。