はじめに
皆さんこんにちは。マザーボードは最安で済ませたいシグノです。
今回は、コスパ重視PCに必要不可欠な第12世代intelのマザーボードについて、どれを選べばいいかわからない人のために、実用的な説明をしていきたいと思います。
最近自分でよくチップセットの比較記事を読んでいましたが、この記事では、自分が思った使えるマザーボードを紹介していきます。
1.マザーボードのチップセットについて
第12世代intelには4種類のチップセットがあり、それぞれに特徴があります。それぞれのチップセットについて説明すると、安くて機能が少ない順に、
- H610:最廉価グレード。オーバークロックには非対応。
- B660:廉価グレード。最大端子数がH610より多い。
- H670:高級グレード。対応メモリのオーバークロックに対応。
- Z690:最高級グレード。対応CPUのオーバークロックに対応。
となります。詳細は他の記事を見てほしいですが、普通の人にはこれくらいの感覚で大丈夫だと思います。
2.マザーボード選びのポイント
マザーボードを選ぶときに重要なのは、主に
「どの機能が必要なのか」
となります。あと、ケースに入るサイズのマザーボードを選びましょう。
例えば、フロントパネル用USB 3.2 Gen2端子(ケースにUSB3.2 Gen2端子がある場合)、無線機能(Wi-fiやBluetooth)、バックパネルのUSB端子、M.2 SSD用端子、メモリスロットの数、PCIe x16端子などです。
これらについて考えて選ばないと、後に後悔することになるので気を付けましょう。
それでは、それぞれの機能がどのような人に必要なのかを重要な順に説明します。(ただ、PCIe x16が複数必要な人は1枚のハイエンドグラフィックボードに満足できない 人ぐらいだと思うので、説明は省きます。)
2.1 メモリスロットの数
安いマザーボードだと2本の場合が多いですが、僕は多少高くても4本のマザーボードをお勧めします。パーツをそろえるときに2本購入し、増設したくなったら2本を増設する感じにすると、結果的に安上がりになります。特に、メモリは最近必要な容量が増えているので、増設できるようにしたほうがいいです。
メモリのおすすめな容量は以下の通りです。(値段はコルセア準拠です)
- 8GB:最低限必要なライン。ネットサーフィン、文章作成など。(約4000円)
- 16GB:おすすめな容量。ゲーム、簡単な動画・画像編集など。(約8000円)
- 32GB:マルチタスクに向いた容量。動画編集、ゲーム配信など。(約1.6万円)
- 64GB:メモリに困りたくない人向け。(約3万円)
2.2 無線機能
無線機能は一部のマザーボードについていますが、無線の機器を持っているときやWi-fiを使う予定のある人はついたものを買ったほうがいいです。
2.3 バックパネルのUSBの数
安いモデルでは4本、高級モデルは8本くらいついています。あまりUSBを使わない人は注意しなくても問題ありませんが、値段が同じくらいのモデルを比較検討する際に、見るといいと思います。
2.4 M.2 SSD
現在では1本挿せるモデルと2本挿せるモデルがあります。M.2 SSDは手軽に挿せるというメリットがあるので、選んでおくとメンテナンスしやすくなります。値段も大してSATA SSDと変わらないので、Cドライブ用に買っておくと便利です。
2.5 USB 3.2 Gen2端子
これは、使いたいケースに端子があるときのみ確認すればいいと思います。
3.おすすめのマザーボード
それでは、ここで僕がおすすめするマザーボードを紹介します。
3.1【1万円クラス、MicroATX】MSI PRO B660M-E DDR4
MSIの最廉価マザーボードです。僕が現在使っているのもこれです。1万円以下で買えるマザーボードとしては唯一の選択肢になります。機能は少ないですが、最低限のものはそろっているので、
「何が何でも安くPCを組みたい」
という人にはいいのではないでしょうか。
メモリスロットは2本、無線はなし、M.2 SSDは1本のみとなります。
3.2【1.5万円クラス、MicroATX】GIGABYTE B660M DS3H AX DDR4 [Rev.1.x]
GIGABYTEのミドルクラスマザーです。無線機能がついており、基本的にこれを買っておけば問題ないと思います。
「後からメモリを増やしたい、無線機器を使いたい」
という人におすすめです。
メモリスロットは4本、無線はあり、M.2 SSDは2本となります。
3.3【2万円クラス、Mini-ITX】ASRock H610M-ITX/ac
ASRockのローエンドマザーです。Mini-ITXサイズのマザーボードで無線機能があるもののうち、これが最安でしたので選びました。
「Mini-ITXしか使えないケースを使いたい」
という人が買うべきでしょう。Mini-ITXは基本的に割高で、メモリは2本しかないのでよほどのことがなければ選ぶ必要はないと思います。
メモリスロットは2本、無線はあり、M.2 SSDは1本となります。
3.4【3万円クラス、MicroATX】ASUS ROG STRIX Z690-G GAMING WIFI
ASUSのハイエンドマザーボードです。このクラスになると、i7~i9のCPUを使う人が対象になります。それ以下のマザーボードだと電力の安定供給が難しくなるので、高いCPUには高いマザーを組み合わせましょう。
「オーバークロックに興味があるけど、できればコスパのよいモデルがいい」
という人におすすめです。
ただ、このマザーボードのメモリはDDR5になっています。メモリが安いマザーボードより高くなるので気を付けましょう。
メモリスロットは4本、無線はあり、M.2 SSDは3本となります。
3.5【8万円クラス、ATX】MSI MEG Z690 UNIFY
MSIの最高級マザーボードです。SLI(NVLink)、CrossFireXの両方に対応したマザーボードは選択肢がほとんどないので、一応紹介します。
「複数のグラフィックボードを使って最高のPCを作りたい」
というロマン性の高いマザーボードです。
メモリスロットは4本、無線はあり、M.2 SSDは5本となります。
4.まとめ
今回は僕がおすすめするマザーボードを価格別に5つ紹介しました。一番おすすめなのはGIGABYTE B660M DS3H AX DDR4ですが、ほかのマザーボードも違った魅力があります。(最廉価、小型、オーバークロック、マルチGPU)
第13世代CPUの発表やCPUの値上げが予告されていますが、今からでも第12世代intel搭載PCを作ってみてはどうでしょうか。
今回の記事を読んで、質問のある人、物申したいことのある人はコメントをお願いします。