冒険者シグノの活動報告書

ガジェオタ大学生のブログ

【ながら聴き+ハマり聴き】ながら聴きイヤホンの新アプローチ!LinkBuds Sレビュー【Sony LinkBuds S】

1.はじめに

 皆さんこんにちは。大学生活満喫中のシグノです。

 今回は皆さんにおすすめできるイヤホンを紹介します。それは、

「LinkBuds S」(WF-LS900N)

www.sony.jp

 なぜこのイヤホンがおすすめなのか、僕の使用状況や購入するきっかけとともに紹介していきます。

2.LinkBuds Sとは

 このイヤホンは、Sonyさんが2022年2月25日に発売した穴あきイヤホン「LinkBuds」シリーズの新モデルとして2022年6月3日に発売されました。周りの音を取り入れるためにイヤホンに穴が開いていたLinkBuds(WF-L900)と比べると見た目は普通になりましたが、機能性や音質は向上しています。

  LinkBuds LinkBuds S
ドライバーサイズ 12mm 5mm
質量(片耳あたり) 4.1g 4.8g
電池持続時間(本体) 5.5h 6h
電池持続時間(ケース) 12h 14h
対応コーデック SBC, AAC SBC, AAC, LDAC
Bluetoothバージョン 5.2 5.2
充電端子 USB Type-C USB Type-C

3.購入動機

 僕はこれまで中華イヤホンやFinal E3000を使っていましたが、次はソニーのイヤホンを買おうと考えていました。イヤホンについて調べている時に、ソニーストアでおすすめされたのがこちらのイヤホンです。店員に相談したところ、「音質にこだわるならLinkBuds SかWF-1000XM4」と言われたので、予算の都合上こちらにしました。

 また、特徴について調べていたところ、日常にかかわる面白い機能があるということもあり、面白いもの好きな僕としては購入しないわけにはいきませんでした。

4.使用状況

 僕は電車で1時間弱のところにある大学に通っているので、電車に乗っている時のイヤホンが欠かせませんでした。ただ、有線だと鞄にコードが絡まるし、無線だと混線して途切れやすいしということで困っていました。

5.外見

LinkBuds Sの本体とケース

 見た目は非常に無難な感じです。特殊な感じではなく、一目でイヤホンとわかる外見をしています。着け心地は自然な感じで、軽くていい感じです。イヤホン本体もケースもサラサラとした感じで、爪を立てると傷が入りそうなので注意です。ケースが小さく、ポケットに入るほどの大きさなのは使いやすいです。(ag TWS-02Rはケースが大きいのが難点だった)

 電池残量は後述のアプリ「Headphones connect」がないと電池が少ない時しかわかりません。おそらく、アプリの使用を前提とした仕様なのでしょう。

5.電池持ち

 電池の持ちとしては、それなりです。公式ではイヤホンのみで6時間、ケース込みで20時間と発表していますが、使っている感じまさにそれくらい持ちます。(使い込むと最終的に半分くらいになります。)特に長持ちというほどではございませんが、通学やオンライン授業で使っている感じでは特に困ったことはありません。ケースを充電する頻度としては、1~2日に一度といった程度です。

6.音質

 いよいよイヤホンの本質である、音質のレビューです。ただ、視聴に使用した「SHARP AQUOS R2」はLDACに対応していなかったので、AACで聞いたときの感想になります。(つまり、iPhoneと同じくらいの音質です。)

 音質は全体的にナチュラル型で、聞き疲れしない感じです。Headphones connectアプリにはイコライザーやCLEAR BASSなどで音質を調整できる機能があるので、好みの音質に調整可能です。(私は電池消費のことを考えて使っていません)

 金属製イヤホンの透明感やハイブリッドイヤホンの高音域の煌びやかな感じのような感じはありませんが、解像度の高めなダイナミックイヤホンの音がします。イコライザーがオフの時はボーカル曲に適しています。

 同じ価格帯のイヤホンを持っていないので視聴したイヤホンとの比較になりますが、僕の好みとしては

  WF-1000XM4>LinkBuds S>WF-1000XM3>>WF-500C

となります。

※この感想はあくまで僕の主観なので、検討の際は自分で試聴することをお勧めします。試聴機は大体の家電量販店やオーディオショップにあります。

7.機能

7.1 外音取り込み

 LinkBudsシリーズの特徴である「ながら聴き」を実現するための外音取り込みに関してですが、完全ではないもののかなり優れていると思います。マイクで録音した音声を再生するこちらの機能ですが、「録音された音」感が抑えられて、実際に聞いているのに近いと感じました。風切り音は入りやすいので注意です。

7.2 ノイズキャンセリング

 ノイズキャンセリングは約2.6万円という高級機なだけあって凄いですね。声はほとんど聞こえなくなります。地下鉄でも、窓の近くで音楽を聴くことが出来るほどにはよく効きます。他のメーカーの機器と比べても、よく効いているほうだと思います。

7.3 その他機能

 この機器にはたくさんの機能がありますが、すべて紹介するとかなり長くなってしまうので、今回は使ってみて便利だと感じたものを取り上げて紹介します。

アダプティブサウンドコントロール

 自分の現在地や行動に対応して外音コントロールを変化させる機能です。慣れるまでは自動で変化するのが煩わしく感じますが、慣れるといちいち操作する必要が無くなって便利だと感じるようになりました。

Auto Play(現在はAndroid版のみ)

 動き始めたとき、電話が終了したときなどに音楽を再生する設定や、時報スマホへの通知を読み上げる機能があります。特に便利なのは、通知読み上げ機能です。届いたメールを読み上げてくれるので、大切なメールかどうかを歩きながら確認することができます。

音圧レベル確認

 自分が聞いている音楽がどのくらいの音圧(dB)なのかを測定し、ヘッドホン難聴を防止する機能です。この機能のおかげで、自分が普段聞いている音楽が耳に対してどれくらい影響を与えているか認識することができました。ちなみに僕が聞いているときは55~60dBくらいです。

8.まとめ

 今回初めて自分で購入したこちらの完全ワイヤレスイヤホンですが、使い勝手が良くて非常に気に入りました。今までは電車でリュックを背負いなおしたりするときにケーブルが邪魔で困っていましたが、このイヤホンに変えたところ、非常に快適になりました。また、外音取り込みも軽く人の話を聞くくらいなら問題なくできるので外す手間がなくて楽です。(ただ、ちょっと値段が高いかも…。メーカーにこだわらないならAnkerとかもよさそうです。)

 イヤホンは実際にいつも使ってみないと使い心地がわからないので、一度機能が省かれた安めのイヤホンを購入して、自分にとってどのような機能が必要なのか考えるといいと思います。

 LinkBuds Sの特徴としては、「外さなくても自然に外音を聞くことができる」「軽くてホールド感がある」「新しい機能が豊富」となります。この特徴が自分の求めるものと一致している人は購入してみてください。