冒険者シグノの活動報告書

ガジェオタ大学生のブログ

【オーディオ沼の入り口】大学生がNW-ZX707を購入したので、1dayレビュー【NW-ZX707】

 イヤホンはともかく、ヘッドホンの沼にはまりそうになっているシグノです。

 今回は本日発売されたSONY「NW-ZX707」を以前使っていた「NW-A35」、SpotifyとLinkBuds Sを使っていた「Xperia 8」と比較しながらレビューしていきます。

仕様

www.sony.jp

 特に取り上げるべきは、

容量:64GB

サイズ:約72.0 mm x 131.5 mm x 16.9 mm、約227g

使用可能時間:約23時間(公式ミュージックアプリでFLAC 96kHz 24bit再生時)

くらいだと思います。

購入に至ったきっかけ

 前述の通り、私はNW-A35を音楽鑑賞用に持っていました。ただ、この時代のウォークマンは独自OSを採用しており、Spotifyなどのストリーミングサービスには対応していませんでした。去年の6月にLinkBudsを購入し、それ以降ずっとSpotifyを使っている自分にとっては、できれば早めにストリーミング対応ウォークマンに変えたいと思っていました。ただ、当時はA100シリーズは電池持ちが悪いという評判でしたし、ZX507は丸みを帯びたデザインが好みではありませんでした(試聴はしていない)。

 今月の初め頃、新時代のウォークマンが発表されたということでソニーストアで視聴したところ、ZXシリーズがかなり自分好みなデザインになったのと、店員さんに「イヤホンをアップグレードするならバランス接続対応のZX707がお勧めです」と言われたので購入を決めました(でもソニーのバランス接続対応イヤホンは86,000円からという富豪用価格)。

 A300シリーズの小ささも魅力的でしたが、せっかくならバランス接続も楽しみたいのでこちらを選びました。

外観

NW-ZX707と純正ケースの箱。ハイレゾマークが特別感をもたらす。

 去年くらいからソニーは商品の梱包にプラスチックを使っていないので、環境に優しい感じがして優先的に選びたくなります。

 中には、

  • 本体
  • 説明書
  • 使用上のご注意
  • 保証書
  • サポート登録のおすすめ
  • USB-A to USB-C ケーブル (0.3 m程度、USB 2.0)

が入っています。

黒い筐体に金のアクセントが輝く(ケースで隠れるが)。

 デザインは現在のウォークマンの中では一番好きです。ストレート型のXperiaを使っている自分としては、スマートな今回のデザインはNW-ZX1と並ぶほどかっこいいですね。ケースの手触りもよく、牛革ならではの手になじむ感じがあります。ケースは脱着が結構大変なほどがっちりとホールドしているので落としても外れることはない遠間追います。

 全面は狭額縁でZX507にあった謎の空白部分がなくなったのは評価点だと思います。(大きさそのままで画面を大きくしてほしかったのが本音だが)画面もかなり鮮やかで、有機ELに負けずとも劣らずな感じです。

Xperia 8との比較。

音質

 音質に関してですが、音の感じ方には個人差やその時の心身の状態がかかわってくるので、あくまで「そう感じる人もいる」程度で読んでください。僕の記事を読んで興味を持ってもらえたら、近くの家電量販店やソニーストア、イヤホン専門店などで試聴をお勧めします。

 

【視聴環境】

 ・本機

 ・NW-A35(8年ほど前のモデル。大きさはA300シリーズと同じ)

 ・Xperia 8(ローエンドスマホ。DSEE HXやイコライザを搭載)

 ・ASUS ROG STRIX B660 G GAMING WIFISupremeFX S1220A,avitech SV3H712を搭載したハイエンドマザーボード。下手な外付けDACより音がいい

 ・KZ ZAX(3.5mm純正ケーブルor4.4mm KBEAR KBX 4919 & Final Eタイプイヤーピースを使用、解像感に定評あり)

 ・ATH-WS55X(2013年発売のオーテク製低音重視ヘッドホン)

 ・WH-CH700N(マイナーチェンジ版のCH710Nが発売中、バランス型の音)

視聴環境一覧

 まだ購入して1日目なのでエージング後と音が違うかもしれませんが、バランス端子で聞いたところ、NW-A35よりもパワフルな音がしていると思います。これまで付属のアンバランスケーブルで聞いていたからなのか、音の分離感や低音~中音域のボリュームが増しているようで、2年近く聞いているイヤホンの新しい一面が見られたように思いました。

 先日eイヤホン様で試聴したNW-WM1AM2や1ZM2と比べると、1AM2はよりアタック感のあるアップテンポな曲にぴったりな感じで、1ZM2は他のDAPとは違う滑らかなクラシック向けの感じがしました。それらと比べるとオールラウンドな高音質といった感じで、手軽にハイエンドの音を味わえるという点では優れていると思いました。

 確かに一度バランス接続の良さを知ってしまうと、バランス非対応のイヤホン・ヘッドホンは選ぶのをためらいたくなります…。次に選ぶバランス対応のヘッドホンとして「MDR-1AM2」を考えていますが、これに対する意見などありましたらご自由にコメントお願いします。

性能など

 届くまで少し不安だったのが、プロセッサの性能でした。SnapdragonのIoT向けSoCが搭載されていますが、開発者インタビューで「音楽アプリの実行に必要な最低限の性能」と書かれていたので、ゲームなどがどれくらいできるのか気になっていました。

 今回は「アイドルマスターシンデレラガールズ」をインストールし、画質設定を3Dリッチにして「お願い!シンデレラ!」のMVを流してみました。すると、完全になめらかとまではいかないものの普通にゲームができるくらいの動きをしたので、これなら原神などのめちゃくちゃ重いゲームも遊べそうだと思いました。(少なくともSnapdragon 630を搭載したXperia 8よりは明らかに快適)

 気になったのは電池持ちです。画面を消しているとそれなりには持つのですが(Xperia 8と同等)、画面をつけているとかなり減りが速くなります。なので、見えないとき以外は明るさを下げておくのがいいと思いました。明るさの自動調整はできないのでクイック通知バーからの調整をこまめにしましょう。

 USB DAC機能は…、うん、あまり使わないかな。遅延が予想以上に大きいので、映画を見るときに使ってみようと思います。

まとめ

 NW-707を実際に購入して、これをお勧めできるのは

  • ZX300シリーズ以前を使っており、電池が消耗してきた人
  • Aシリーズからのステップアップをしたいけど18万は高くて手が出ない人
  • バランス接続を使い始めたい人
  • A100シリーズやZX507の動作速度に不満がある人
  • ソニー信者

だと思いました。「これは買えば間違いない」といった感じではなく、「こんな音もありますよ」といったアプローチのほうが正しい、そんなDAPです。値段が約10万円もするのでこれを買うのはかなりなイヤホン・ヘッドホンマニアでないと厳しいと思います。僕としてはより多くの人にA300シリーズに触れてオーディオ沼にはまり、こちらを購入してほしいと感じました。

 何故か書いていてあまりいいところが目立たない記事になったような気もしますが、この値段を払わないと聞けない音があるのは本当なので、ぜひとも見た目からでも買ってみてください。ここで最後に、購入を決めた自分にソニーストアの店員さんがかけた言葉で締めましょう。

 ”オーディオの沼にようこそ”

 

↓購入はこちらから

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↓こっちもおすすめ

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↓使用したイヤホン・ヘッドホン

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↓購入検討中

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おまけ:気になったところ(購入を決めた人は見ないほうがいいです)

 こちらを読むと購入する気が削がれるような気がするので、平等な情報が欲しい人以外は読まないほうがいいと思います。

 

・ケースが硬すぎる:何度も脱着しているとガバガバになりそうなのでおそらくつけっぱなしを想定していると思われる

・結構でかい:手に余るサイズなので、コンパクトさをDAPに求める人はA300シリーズやHidizs AP80、Shanling M0などをお勧めする

・電池持ち:従来機より良くなっているようだが、気にするようならA300シリーズのほうがおすすめ

・USB DAC:アップデートでパススルー対応に期待

【自作PC初心者に贈る】マザーボードの選び方(第12世代intel向け)

はじめに

 皆さんこんにちは。マザーボードは最安で済ませたいシグノです。

 今回は、コスパ重視PCに必要不可欠な第12世代intelマザーボードについて、どれを選べばいいかわからない人のために、実用的な説明をしていきたいと思います。

 最近自分でよくチップセットの比較記事を読んでいましたが、この記事では、自分が思った使えるマザーボードを紹介していきます。

 

 

1.マザーボードチップセットについて

 第12世代intelには4種類のチップセットがあり、それぞれに特徴があります。それぞれのチップセットについて説明すると、安くて機能が少ない順に、

となります。詳細は他の記事を見てほしいですが、普通の人にはこれくらいの感覚で大丈夫だと思います。

2.マザーボード選びのポイント

 マザーボードを選ぶときに重要なのは、主に

「どの機能が必要なのか」

となります。あと、ケースに入るサイズのマザーボードを選びましょう。

 例えば、フロントパネル用USB 3.2 Gen2端子(ケースにUSB3.2 Gen2端子がある場合)、無線機能(Wi-fiBluetooth)、バックパネルのUSB端子、M.2  SSD用端子、メモリスロットの数、PCIe x16端子などです。

 これらについて考えて選ばないと、後に後悔することになるので気を付けましょう。

 それでは、それぞれの機能がどのような人に必要なのかを重要な順に説明します。(ただ、PCIe x16が複数必要な人は1枚のハイエンドグラフィックボードに満足できない 人ぐらいだと思うので、説明は省きます。)

2.1 メモリスロットの数

 安いマザーボードだと2本の場合が多いですが、僕は多少高くても4本のマザーボードをお勧めします。パーツをそろえるときに2本購入し、増設したくなったら2本を増設する感じにすると、結果的に安上がりになります。特に、メモリは最近必要な容量が増えているので、増設できるようにしたほうがいいです。

 メモリのおすすめな容量は以下の通りです。(値段はコルセア準拠です)

  • 8GB:最低限必要なライン。ネットサーフィン、文章作成など。(約4000円)
  • 16GB:おすすめな容量。ゲーム、簡単な動画・画像編集など。(約8000円)
  • 32GB:マルチタスクに向いた容量。動画編集、ゲーム配信など。(約1.6万円)
  • 64GB:メモリに困りたくない人向け。(約3万円)
2.2 無線機能

 無線機能は一部のマザーボードについていますが、無線の機器を持っているときやWi-fiを使う予定のある人はついたものを買ったほうがいいです。

2.3 バックパネルのUSBの数

 安いモデルでは4本、高級モデルは8本くらいついています。あまりUSBを使わない人は注意しなくても問題ありませんが、値段が同じくらいのモデルを比較検討する際に、見るといいと思います。

2.4 M.2 SSD

 現在では1本挿せるモデルと2本挿せるモデルがあります。M.2 SSDは手軽に挿せるというメリットがあるので、選んでおくとメンテナンスしやすくなります。値段も大してSATA SSDと変わらないので、Cドライブ用に買っておくと便利です。

2.5 USB 3.2 Gen2端子

 これは、使いたいケースに端子があるときのみ確認すればいいと思います。

3.おすすめのマザーボード

 それでは、ここで僕がおすすめするマザーボードを紹介します。

3.1【1万円クラス、MicroATXMSI PRO B660M-E DDR4

 MSIの最廉価マザーボードです。僕が現在使っているのもこれです。1万円以下で買えるマザーボードとしては唯一の選択肢になります。機能は少ないですが、最低限のものはそろっているので、

 「何が何でも安くPCを組みたい」

という人にはいいのではないでしょうか。

 メモリスロットは2本、無線はなし、M.2 SSDは1本のみとなります。

jp.msi.com

3.2【1.5万円クラス、MicroATXGIGABYTE B660M DS3H AX DDR4 [Rev.1.x]

 GIGABYTEのミドルクラスマザーです。無線機能がついており、基本的にこれを買っておけば問題ないと思います。

 「後からメモリを増やしたい、無線機器を使いたい」

という人におすすめです。

 メモリスロットは4本、無線はあり、M.2 SSDは2本となります。

www.gigabyte.com

3.3【2万円クラス、Mini-ITX】ASRock H610M-ITX/ac

 ASRockのローエンドマザーです。Mini-ITXサイズのマザーボードで無線機能があるもののうち、これが最安でしたので選びました。

 「Mini-ITXしか使えないケースを使いたい」

という人が買うべきでしょう。Mini-ITXは基本的に割高で、メモリは2本しかないのでよほどのことがなければ選ぶ必要はないと思います。

 メモリスロットは2本、無線はあり、M.2 SSDは1本となります。

www.asrock.com

3.4【3万円クラス、MicroATXASUS ROG STRIX Z690-G GAMING WIFI

 ASUSのハイエンドマザーボードです。このクラスになると、i7~i9のCPUを使う人が対象になります。それ以下のマザーボードだと電力の安定供給が難しくなるので、高いCPUには高いマザーを組み合わせましょう。

 「オーバークロックに興味があるけど、できればコスパのよいモデルがいい」

という人におすすめです。

 ただ、このマザーボードのメモリはDDR5になっています。メモリが安いマザーボードより高くなるので気を付けましょう。

 メモリスロットは4本、無線はあり、M.2 SSDは3本となります。

rog.asus.com

3.5【8万円クラス、ATXMSI MEG Z690 UNIFY

 MSIの最高級マザーボードです。SLI(NVLink)、CrossFireXの両方に対応したマザーボードは選択肢がほとんどないので、一応紹介します。

 「複数のグラフィックボードを使って最高のPCを作りたい」

というロマン性の高いマザーボードです。

 メモリスロットは4本、無線はあり、M.2 SSDは5本となります。

jp.msi.com

4.まとめ

 今回は僕がおすすめするマザーボードを価格別に5つ紹介しました。一番おすすめなのはGIGABYTE B660M DS3H AX DDR4ですが、ほかのマザーボードも違った魅力があります。(最廉価、小型、オーバークロック、マルチGPU

 第13世代CPUの発表やCPUの値上げが予告されていますが、今からでも第12世代intel搭載PCを作ってみてはどうでしょうか。

 

 今回の記事を読んで、質問のある人、物申したいことのある人はコメントをお願いします。

【ながら聴き+ハマり聴き】ながら聴きイヤホンの新アプローチ!LinkBuds Sレビュー【Sony LinkBuds S】

1.はじめに

 皆さんこんにちは。大学生活満喫中のシグノです。

 今回は皆さんにおすすめできるイヤホンを紹介します。それは、

「LinkBuds S」(WF-LS900N)

www.sony.jp

 なぜこのイヤホンがおすすめなのか、僕の使用状況や購入するきっかけとともに紹介していきます。

2.LinkBuds Sとは

 このイヤホンは、Sonyさんが2022年2月25日に発売した穴あきイヤホン「LinkBuds」シリーズの新モデルとして2022年6月3日に発売されました。周りの音を取り入れるためにイヤホンに穴が開いていたLinkBuds(WF-L900)と比べると見た目は普通になりましたが、機能性や音質は向上しています。

  LinkBuds LinkBuds S
ドライバーサイズ 12mm 5mm
質量(片耳あたり) 4.1g 4.8g
電池持続時間(本体) 5.5h 6h
電池持続時間(ケース) 12h 14h
対応コーデック SBC, AAC SBC, AAC, LDAC
Bluetoothバージョン 5.2 5.2
充電端子 USB Type-C USB Type-C

3.購入動機

 僕はこれまで中華イヤホンやFinal E3000を使っていましたが、次はソニーのイヤホンを買おうと考えていました。イヤホンについて調べている時に、ソニーストアでおすすめされたのがこちらのイヤホンです。店員に相談したところ、「音質にこだわるならLinkBuds SかWF-1000XM4」と言われたので、予算の都合上こちらにしました。

 また、特徴について調べていたところ、日常にかかわる面白い機能があるということもあり、面白いもの好きな僕としては購入しないわけにはいきませんでした。

4.使用状況

 僕は電車で1時間弱のところにある大学に通っているので、電車に乗っている時のイヤホンが欠かせませんでした。ただ、有線だと鞄にコードが絡まるし、無線だと混線して途切れやすいしということで困っていました。

5.外見

LinkBuds Sの本体とケース

 見た目は非常に無難な感じです。特殊な感じではなく、一目でイヤホンとわかる外見をしています。着け心地は自然な感じで、軽くていい感じです。イヤホン本体もケースもサラサラとした感じで、爪を立てると傷が入りそうなので注意です。ケースが小さく、ポケットに入るほどの大きさなのは使いやすいです。(ag TWS-02Rはケースが大きいのが難点だった)

 電池残量は後述のアプリ「Headphones connect」がないと電池が少ない時しかわかりません。おそらく、アプリの使用を前提とした仕様なのでしょう。

5.電池持ち

 電池の持ちとしては、それなりです。公式ではイヤホンのみで6時間、ケース込みで20時間と発表していますが、使っている感じまさにそれくらい持ちます。(使い込むと最終的に半分くらいになります。)特に長持ちというほどではございませんが、通学やオンライン授業で使っている感じでは特に困ったことはありません。ケースを充電する頻度としては、1~2日に一度といった程度です。

6.音質

 いよいよイヤホンの本質である、音質のレビューです。ただ、視聴に使用した「SHARP AQUOS R2」はLDACに対応していなかったので、AACで聞いたときの感想になります。(つまり、iPhoneと同じくらいの音質です。)

 音質は全体的にナチュラル型で、聞き疲れしない感じです。Headphones connectアプリにはイコライザーやCLEAR BASSなどで音質を調整できる機能があるので、好みの音質に調整可能です。(私は電池消費のことを考えて使っていません)

 金属製イヤホンの透明感やハイブリッドイヤホンの高音域の煌びやかな感じのような感じはありませんが、解像度の高めなダイナミックイヤホンの音がします。イコライザーがオフの時はボーカル曲に適しています。

 同じ価格帯のイヤホンを持っていないので視聴したイヤホンとの比較になりますが、僕の好みとしては

  WF-1000XM4>LinkBuds S>WF-1000XM3>>WF-500C

となります。

※この感想はあくまで僕の主観なので、検討の際は自分で試聴することをお勧めします。試聴機は大体の家電量販店やオーディオショップにあります。

7.機能

7.1 外音取り込み

 LinkBudsシリーズの特徴である「ながら聴き」を実現するための外音取り込みに関してですが、完全ではないもののかなり優れていると思います。マイクで録音した音声を再生するこちらの機能ですが、「録音された音」感が抑えられて、実際に聞いているのに近いと感じました。風切り音は入りやすいので注意です。

7.2 ノイズキャンセリング

 ノイズキャンセリングは約2.6万円という高級機なだけあって凄いですね。声はほとんど聞こえなくなります。地下鉄でも、窓の近くで音楽を聴くことが出来るほどにはよく効きます。他のメーカーの機器と比べても、よく効いているほうだと思います。

7.3 その他機能

 この機器にはたくさんの機能がありますが、すべて紹介するとかなり長くなってしまうので、今回は使ってみて便利だと感じたものを取り上げて紹介します。

アダプティブサウンドコントロール

 自分の現在地や行動に対応して外音コントロールを変化させる機能です。慣れるまでは自動で変化するのが煩わしく感じますが、慣れるといちいち操作する必要が無くなって便利だと感じるようになりました。

Auto Play(現在はAndroid版のみ)

 動き始めたとき、電話が終了したときなどに音楽を再生する設定や、時報スマホへの通知を読み上げる機能があります。特に便利なのは、通知読み上げ機能です。届いたメールを読み上げてくれるので、大切なメールかどうかを歩きながら確認することができます。

音圧レベル確認

 自分が聞いている音楽がどのくらいの音圧(dB)なのかを測定し、ヘッドホン難聴を防止する機能です。この機能のおかげで、自分が普段聞いている音楽が耳に対してどれくらい影響を与えているか認識することができました。ちなみに僕が聞いているときは55~60dBくらいです。

8.まとめ

 今回初めて自分で購入したこちらの完全ワイヤレスイヤホンですが、使い勝手が良くて非常に気に入りました。今までは電車でリュックを背負いなおしたりするときにケーブルが邪魔で困っていましたが、このイヤホンに変えたところ、非常に快適になりました。また、外音取り込みも軽く人の話を聞くくらいなら問題なくできるので外す手間がなくて楽です。(ただ、ちょっと値段が高いかも…。メーカーにこだわらないならAnkerとかもよさそうです。)

 イヤホンは実際にいつも使ってみないと使い心地がわからないので、一度機能が省かれた安めのイヤホンを購入して、自分にとってどのような機能が必要なのか考えるといいと思います。

 LinkBuds Sの特徴としては、「外さなくても自然に外音を聞くことができる」「軽くてホールド感がある」「新しい機能が豊富」となります。この特徴が自分の求めるものと一致している人は購入してみてください。

【Ryzen 5 3600】時代は中古Ryzenで自作PC!メイン環境変えてみた

 GWのためにズル休みしてますか?シグノです。

はじめに

 最近、5年くらいずっとHaswellの自作PCを使い続ける、すなわち「Haswellおじさん」だったのですが、最近のCPUの進化やWindows11へアップグレードのためにPCを作り直すことを決意。なるべく安く、ゲームがそれなりに快適にできるレベルの自作PCを中古パーツで作りました。

構成は、

  新構成 価格 旧構成
CPU ryzen 5 3600 18000 xeon-E3 1280 v3
メモリ 8*2GB (DDR4-2666) 4800 8*2GB (DDR3-12800)
GPU GTX980 (リファレンス) 16000 GTX750ti (GIGABYTE)
VRAM 4GB   2GB
マザーボード msi B350m bazooka 4800 GIGABYTE H81M-D3V
ストレージ 500GB (NVMe) 6100 500GB (SATA SSD)
  2TB (3.5in HDD) 0  
  500GB (2.5in HDD) 0  
OS Windows10 Home 0 Windows10 Home
電源 Thermaltake 600w 4700 玄人志向 550w
ケース IW-EM048 6800 ASUSの謎ケース
ファン 12cmファン*2 0 9cmファン*2
  合計 61200  

のようになっています。それでは一つ一つ、詳細を話していきます。

CPU : Ryzen 5 3600

 一番僕が気になっていたCPUです。以前のCPUの2倍前後の性能をもち、これまでintel製のCPUをずっと使っていた自分にとっては憧れの存在でした。よく某有名PCパーツショップのレビューを見たりしていましたが、なかなか買い替える気にはなれませんでした。CPUを変えると他にメモリ、マザーボードを買い替えなければならなくなり、同時に買い替えるのはハードルが高かったです。

メモリ : Corsair 8GB*2 DDR4-2666

 Ryzenについていろいろ調べていた時、「Ryzenはメモリの速度が大切」という記事が多かったので、予算(16GBで5000円以内)の中で最も速度の出るメモリを購入しました。Corsairにしたのは何となくです。

 

↑新型を待っても面白いかも

GPU : GTX980 (玄人志向リファレンスモデル)

 現在、GPUの価格は下がりつつありますが、まだまだ数年前の定価と比べると高いですよね。ちょっとCPUに対してつり合いが取れているか自信はありませんが、自分の用途(1日に1時間前後くらいしかゲームをしない)なら十分だと思い購入。ファンの音はPS4(スリム型)よりは静かです。ただ、静かな部屋だと少し気になるかもしれません。

 

↑似たやつ(これから1660 superが安くなることを願っています)

マザーボード : msi B350m bazooka

 今回の計画を始めたきっかけ。このマザーボードが安く売っていたのでryzenPCを作ることにしました。特に問題はなし。端子類も足りなくなったことは(今のところ)ありません。ただ、最初に購入しようとしたときは第3世代ryzen (Zen 2)では動きませんでした。Biosを最新にアップデートしてもらうことで、ちゃんと動作するようになりました。

 

↑こっちのほうが確実にZen2に対応していていいかも(新品ならasusが欲しいが)

ストレージ : WD Green 500GB NVMe

 Amazonで安めに販売していたので購入。速度も2000MB/sくらい出ているので起動も早い...と思います。(対照実験はしていません)他のHDDのうち、2TBは以前から使用していたデータ用ディスク、500GBは元々PS4のHDDでゲーム用に使っています。

 

↑耐久性に注意

OS : Windows10 Home

 USBメモリを作りインストールしたところ、購入したマザーボードで認証が通りました。おそらく、これからは自作PCを中古パーツで作るときにOSが不要になるでしょうね。

 

↑ネットは怪しい商品が多いので、店頭か信頼できるサイトで購入することをお勧めします

電源 : Thermaltake SMART 600w

 安めの電源ですが、ケーブルにメッシュがついていたり、十分な長さだったりして、お買い得な電源だと思います。ただ、80PLUS STANDARD認証なので他の電源より効率が悪いかもしれません。

 

 

ケース : INWIN IW-EM048

 僕はBDドライブを使用しているので、5.25インチベイを搭載したミニタワーケースの中でデザインが好みだったこちらを選びました。品質は…まあそれなりです。部品が取り付けられないことはありません。

 

↑電源ボタンのランプは眩しい

 

 このPCを1週間程度使った感想としては、ryzenって本当に快適ですね。速度も申し分なく、安定しています。起動しなかったときもありましたが、CMOSクリアをすれば治りました(まあ、そうなった原因は非対応の自動OC機能を入れたからなんだけど…)。

 

 皆さんどうですか?ryzenPCを中古パーツで安く仕立ててみませんか?

 

ということで今回はここまで。それではまた。

 

 

 

今日から活動再開(したい)

お久しぶりですこんにちは。シグノです。今日から制作活動リハビリのために活動記録などの場所としてこのブログを利用させていただきます。

個人的に、ブログで文章を書くことは文章力の向上につながると思っていますので、とりあえず長めの文章が書けるようにトレーニングしていきたいですね。

【ag TWS02R】バランス傾向で使いやすい完全ワイヤレスイヤホン【ガジェットレビュー】

 皆さんこんにちは。第二回目もオーディオ関係のレビューを行うシグノです。最近はイヤホンにはまっているので、それ関係の記事が多くなると思いますが、ご了承ください。

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イヤホン本体+ケース

 さて、先日e-イヤホン大須店に訪問し、中古で『final E1000』を購入したところ、final製品のキャンペーンをキャンペーンを行っていたらしく、こちらの製品『ag TWS02R』を無料で貰いました(1300円でイヤホンを買って8000円のイヤホンをもらう強運)。なので、今回はこちらの完全ワイヤレスイヤホン(以下、TWSとします)をレビューしていきます。私が完全ワイヤレスイヤホンを使うのは初めてですので、初めてTWSを使ったことない人にお勧めできるかについてお伝えできればいいと思っています。

商品説明

agブランドRシリーズは、TWSに手頃な価格と使いやすさを求める方向けの製品シリーズです。Rシリーズは"可愛らしい、いとおしい"の古語である「らうたし」より命名しました。TWS02Rは完全独立イヤホンとしての基本性能はクリアした上で、使用して初めて気がつくようなちょっとしたお悩みを解決する細やかな気遣いがあります。

音、繋がり、使いやすさ全て揃った初めての完全独立型イヤホンとして最適の製品です

www.a-g-japan.com

 こちらの製品のメーカーであるagは、finalの廉価ブランドであり、6000~1000円クラスのワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを発売しているようです。僕は基本的に有線派なので、このメーカーはこれまで知りませんでした。

外観

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箱を開けたときに見える注意書き

内容物は、

  • イヤホン本体・ケース
  • TWS用イヤーピース(S・M・L)
  • final イヤーピース Eタイプ(M・S・SS)
  • 説明書

 こちらのTWSは日本のメーカーということもあり、内容物はすべて日本語となっており、TWS初心者には知らない機能や仕様がわかりやすいと思いました。

 装着感に関してはイヤーステムが本体に対して曲がっており、中華イヤホンの形状(KZ ZSN Pro Xと同じ感じ)がちょうどいい人にはフィットしやすいと思います。サラサラとした触感で指紋が付きにくく、そこもよいと感じました。

 耳へのフィット感としては、少し大きめなので、活動時にはあまりお勧めしません。じっとしているような状況で使ったほうがいいと思います。

 電池は、開封してから今まで、一回充電してから電池残量のインジゲータが一つも減っていません。(あまり使ってないだけかもしれませんが)

音質

※今回は箱出し状態でのレビューとなっているので、エージング後と何か異なるかもしれませんが、そのときは追記します。

 

 私はいつもkzやTRIなどのドンシャリ傾向のイヤホンを好んで使っているので、こちらのイヤホンを初めて聞いたとき、私は「バランス傾向で、少し物足りない感じだな」と思いました。

 ただ、ある程度聞きこんでいくと、その素直な音色が素晴らしいと感じるようになりました。僕が聴いた感じだと、伴奏のメリハリが強い曲がより自然に聞こえて丁度いいですね。今回初めて使用したこのTWSですが、無線でもきれいな音が出るなと感心しました。これからは無線イヤホンにも注目していきたいです。

 

 今回はiPhone SE(第一世代)とAQUOS R2を使用させていただきましたが、たいして音質の差は感じられませんでした。(敢えて言うならば、若干iPhoneの方がすっきりとした感じかなー、って感じですが、自信はありません)

 対応コーデックはSBC、AACのようですが、AQUOSの方だとSBCで反応していました。(正直、コーデックでの音質の差はわかりません)

 接続は手でイヤホンを覆わなければ、3mくらいまでなら途切れません。それ以上離れると、片方ずつプチプチと途切れます。

まとめ

 今回レビューさせていただいたこちらのTWS『ag TWS02R』は、オーディオに拘る人でも十分満足できる、高音質なイヤホンでした。僕はある程度このイヤホンの取り回しに慣れてから、他のTWSにも挑戦していきたいと思います。

 というか、ちょっと今回のレビューは短めでしたね…。何を書けばいいのか困ってしまって、SoundBlasterのレビューより短くなってしまいました。これからはもっと皆さんの知りたい様々なことにも言及していきたいと思います。